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先日 04/28 に LG の新フラッグシップスマートフォン LG G4 が発表されました。
Xperia Z4 といい、フラッグシップが発表されるのは、わくわくして楽しいですね。
まず気になるのは、日本で発売されるか、ですが正式な情報はありません。出るとも出ないとも分かりません。これまでの傾向からの予想としては、派生モデルが au から出る可能性は十分にあるかと思います。
グローバル発売は当然するので、SIM フリーモデルの購入は、私がいつも利用している ↓のExpansys さんなどで可能になることでしょう。
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今の時点でできることとして、スペック比較をしておきたいと思います。
前モデルである LG G3、最近発表・発売された他メーカーのフラッグシップとして、Xperia Z4、Galaxy S6 を取り上げます。
LG G4 はざっくりいって、どんな端末か?
簡単に言うと、大画面・高解像度の端末です。重量もあります。
性能面では、8コアではなく 6コアなので、最高性能ではありませんが、最新式の CPU ですので、ストレスを感じることはありません。
カメラ性能にも力を入れていて、メインカメラは1,600万画素 F値1.8 の明るさです。フロントカメラ 800万画素と、メインカメラにもなりうる画素数を誇っていて、自撮りに良さそうです。
少し電池持ちは弱いです。
LG 機種の特徴として、側面ではなく背面に、電源ボタンや 音量+/- ボタンを搭載しています。これは好みが分かれるところかと思います。
このような方におすすめ
- 画面は大きい方が良い
- 自撮り性能をとても重視する
- LG式のボタン操作が好き or 嫌じゃない
LG G4 , Xperia Z4 , Galaxy S6 スペック比較結果まとめ
LG G4 のスペックを比較した結果、他のライバルと比較した優れた点は以下の通りです。基本的に iPhone 6 plus は別扱いとします。
- サイズ・重さ は、コンパクトな順に、 Galaxy S6 < Xperia Z4 < LG G4となる。
- 画面解像度は、Xperia Z4 のみ Full HD (1920×1080)。他は WQHD (2560×1440)。
- 電池持ちは、Xperia Z4 がやや優れている。LG G4 は、やや弱い。
- メインカメラの画素数は、Xperia Z4 が優れている。F値は大差ない。
- フロントカメラの画素数は、LG G4 が優れている。
- パワー面では、LG G4 は少し抑えめである。
- 防水・防塵に対応しているのは、 Xperia Z4 だけである。
スペック比較
スペック比較結果は以下の通りです。
機種名 | LG G4 |
LG G3 |
Xperia Z4 |
Galaxy S6 |
高さ | 148.9mm | 146.3mm | 146mm | 143.4mm |
幅 | 76.1mm | 74.6mm | 71.9mm | 70.5mm |
厚さ | 6.3~9.8mm | 8.9mm | 6.9mm | 6.8~8.6mm |
質量 | 155g | 149g | 144g | 138g |
OS | Android 5.1 | Android 4.4 | Android 5.0 | Android 5.0 |
CPU | Snapdragon 808
64bit 6コア 1.8GHz x2 |
Snapdragon 801
32bit 4コア 2.5GHz x4 |
Snapdragon 810
64bit 8コア 2.0GHz x4 |
Exynos 7420
64bit 8コア 2.1GHz x4 |
RAM | 3GB | 3GB | 3GB | 3GB |
ROM | 32GB | 32GB | 32GB | 32GB |
micro SD | 対応 (~2TB) | 対応 (~128GB) | 対応 (~128GB) | × |
ディスプレイ | 5.5インチ
WQHD 2560×1440 |
5.5インチ
WQHD 2560×1440 |
5.2インチ
Full HD 1920×1080 |
5.1インチ
WQHD 2560×1440 |
電池容量 | 3000mAh
(取り外し可) |
3000 mAh
(取り外し可) |
2930mAh
|
2550mAh
|
連続通話時間 | 約14時間 | 約19時間 | 約17時間
(3G) |
約15.5時間
(3G) |
SIM | nano SIM | micro SIM | nano SIM | nano SIM |
無線LAN | 802.11 a/b/g/n/ac | 802.11 a/b/g/n/ac | 802.11 a/b/g/n/ac
4×4 MIMO |
802.11 a/b/g/n/ac
HT80 MIMO max 620Mbps |
Bluetooth | 4.1 LE | 4.0 LE | 4.1 LE | 4.1 LE |
背面カメラ | 1600万画素
F値 1.8
|
1300万画素
F値2.4
|
2070万画素
F値 2.0 広角25mm |
1600万画素
F値 1.9
|
手ブレ補正 | 3軸光学式 | 2軸光学式 | 電子式 | 光学式 |
前面カメラ | 800万画素
F値 2.0 |
210万画素
F値 2.0 |
510万画素
広角25mm |
500万画素
F値 1.9 |
防水 | × | × | IPX5/IPX8 | × |
防塵 | × | × | IP6X | × |
- CPU、RAM は、OS の影響が大きいので、OS が異なると、数値↑ すなわち 性能↑ とは言えません。
- 電池容量は、 OS やメーカーカスタマイズの影響もあるので、数値 ↑ すなわち 電池持ち ↑ とは言えません。連続通話時間を参考に。
- カメラによる写真の仕上がりには、アプリの影響もあります。画素数等のスペックだけで決まりません。あくまで参考程度に。
LG G4 のスペック以外の特徴
いくつか、スペック以外の特徴も押さえておきましょう。派生モデルでは変わってしまう可能性がある点にご注意下さい。
強烈な概観のバリエーション
なめし革モデルと、メタリック、セラミックがあります。色だけでなく質感が大きく異なります。
なめし革モデルがインパクトが大きいですが、私はあまり好きになれません。交換できるカバーとしてたまにつけるならアリですが。
購入するとしたら、セラミックホワイトが良いかなぁ、と思います。
カーブしたディスプレイ
au から 発売済みの LG G Flex でもおなじみ?の、曲面ディスプレイになっています。
曲面ディスプレイは、大画面と相性がとても良いです。大画面だと指を移動するのがちょっと大変になりますが、カーブしている分、端と端の直線距離が近くなるので、意外と指が届いて快適です。
ディスプレイ性能の向上
色再現性が 56%、明るさが 25%、コントラストが 50% 向上したそうです。屋外でも見やすく、きれいになっているということですので、大画面・高解像度のディスプレイの魅力を引き上げていると思います。
カメラの RAWファイルサポート
デジ一(デジタル一眼レフ) を利用している方は、ピンと来るかと思いますが、LG G4 では Raw ファイル撮影をサポートしています。
Raw ファイルは、 JPG / PNG といった画像形式の一つで、容量は大きくなる代わりに、非常に柔軟に編集できます。暗い写真を明るくしていくと、JPG だと少し編集するとすぐにノイズだらけになるのが、Raw ファイルであれば、3倍(適当) は明るくできたりします。
写真好きな方には、Raw ファイルサポートは大きなポイントだと思います!
所感
厚さの数値がよく分かりません。10mm だと、大分分厚いです。どこを測った数値なのでしょうか。
カメラはちょっぴり出っ張っている程度のようです。本革モデルは分厚い、ということかも知れません。あるいは、曲がっている分も厚みとして測った数値なのかも知れません。
画像を見る限りは、薄型と言えるかどうか、くらいの厚みのようですので、悪くないと思います。
電池容量の割には、電池持ちはあまり良くないようです。ディスプレイ性能アップの代わりに、電池消費が激しいのではないかと思います。電池が取り外し可能なのは、最近の風潮に逆らっていて、個人的には好感が持てます。
カメラの F値 1.8 は、Galaxy S6 の 1.9 や Xperia Z4 の 2.0 と比べて、そう大きくは変わらないと思います。Raw 撮影をサポートしているのが気になりますが、ソフトも含めたカメラの仕上がりとしては、やはり Xperia Z4 が良いんじゃないかと考えています。実例サンプルが出揃ってから比較するのが良いかと思います。
LG G4 の発表により、主な Android 端末メーカー各社のフラッグシップは出揃ったかと思います。2015年は、これまでに比べて、発表時期が結構ずれてきたと思います。各社、フラッグシップのサイクルを徐々に伸ばしている現れではないでしょうか。
日本では、この端末がアレンジされて isai ○○ 等の形で導入されそうかと思いますので、それを待ちたいと思います。
公式サイト (英語)
今回は以上です。