この記事を読むのに必要な時間は約 11 分です。
2015/09/09 に、iPhone 6s / 6s Plus が発表されました!
09/12より予約開始で、09/25 発売開始です。
目玉部分としては、新色 ローズゴールドの登場と、いくつかハードウェアの向上・追加があります。
- 3D Touch (感圧タッチ) 搭載 !!
- Taptic エンジン搭載 !!
- カメラハードウェア 向上 : 1200万画素 / 500万画素 に!
- チップセットが A9 チップセットで性能向上 !!
- Touch ID (指紋認証センサー) も第2世代で認証が高速に !
個人的には、感圧タッチ搭載が、一番気になります。インターフェース・操作が次の世代に進む変化だと思いますので。とはいえ、その辺りは触ってみてのお楽しみということで。
売れ行きとしては、ローズゴールドは女性に大人気になりそうな予感で、かなり売れるのではないでしょうか。ちょっとアンテナ線等の白いラインが目立つ気はしますが、ピンクの色味は上品でもあり、ポップでもあり、イイ仕上がりかと思います。
当記事では、iPhone 6s vs 6、iPhone 6s Plus vs 6 Plus でスペックを比較し、前モデルとの相違点を探ってみたいと思います。
スペック比較 iPhone 6s / 6 / 6s Plus / 6 Plus
サイズ・外装など
機種名 | iPhone 6s | iPhone 6 | iPhone 6s Plus | iPhone 6 Plus |
|
カラー | 銀 | シルバー | シルバー | シルバー | シルバー |
濃銀 | スペースグレイ | スペースグレイ | スペースグレイ | スペースグレイ | |
金 | ゴールド | ゴールド | ゴールド | ゴールド | |
ピンク | ローズ ゴールド |
— | ローズ ゴールド |
— | |
高さ | 138.3mm | 138.1mm | 158.2mm | 158.1mm | |
幅 | 67.1mm | 67.0mm | 77.9mm | 77.8mm | |
厚さ | 7.1mm | 6.9mm | 7.3mm | 7.1mm | |
質量 | 143g | 129g | 192g | 172g | |
ディス プレイ |
4.7インチ | 4.7インチ | 5.5インチ | 5.5インチ | |
1334 x750 |
1334 x750 |
1920 x1080 |
1920 x1080 |
6s / 6s Plus は、どちらも厚さ微増 (+0.2mm) 、重量がやや増 (13g / 20g) ですね。やはり、感圧センサー・Taptic Engine 搭載で、部品点数が増えていることもあって、重量等に反映されているのだと思います。
むしろ、高さ・幅はどちらも 0.1mm しか変わっていないことを賞賛すべきかも知れません。
ディスプレイは、特段変化なしです。
性能面
機種名 | iPhone 6s | iPhone 6 | iPhone 6s Plus | iPhone 6 Plus |
CPU | Apple A9 ( M9 in ) |
Apple A8 + M8 |
Apple A9 ( M9 in ) |
Apple A8 + M8 |
64bit | 64bit | 64bit | 64bit | |
ROM | 16/64/ 128GB |
16/64 GB |
16/64/ 128GB |
16/64 GB |
連続通話 時間 |
約14時間 (3G) | 約14時間 (3G) | 約24時間 (3G) | 約24時間 (3G) |
Wi-Fi | 802.11 a/b/g/n/ac | 802.11 a/b/g/n/ac | 802.11 a/b/g/n/ac | 802.11 a/b/g/n/ac |
Wi-Fi MIMO | ○ | × | ○ | × |
Bluetooth | 4.2 | 4.2 | 4.2 | 4.2 |
LTE-Advanced | ○ | × | ○ | × |
LTE も Wi-Fi も、最新に近づけてきましたね。LTE は LTE-Advanced 対応で、Max DL 300Mbps です。おそらく、LTE Cat. 6 に対応したのでしょう。最新であれば、450Mbps まで対応してくれても良かったところですが、キャリアが対応していないので、まぁ妥当な感じですかね。
Wi-Fi は MIMO にこれまで対応していなかったのが意外なところですが、おかげで、最大 867Mbps のDLへ対応です。
容量としては、128GB モデルも用意されています。
CPU は、A9 となり、M9 が組み込みになりました。M8 は併設という感じだったようですが、一体化したということのようです。メリットとしては、消費電力の削減がありそうですが、バッテリー周りに変化は見られません。感圧センサーや Taptic Engine 等による消費電力増加と相殺されているのかも知れません。
カメラ・その他機能
機種名 | iPhone 6s | iPhone 6 | iPhone 6s Plus | iPhone 6 Plus |
背面カメラ | 1200万画素 (1.22μm 画素) F値 2.2 |
800万画素 (1.5μm 画素) F値 2.2 |
1200万画素 (1.22μm 画素) F値 2.2 |
800万画素 (1.5μm 画素) F値 2.2 |
光学式手ぶれ補正 | × | × | ◎ ( 動画も ) |
○ |
動画サイズ | 4K | Full HD | 4K | Full HD |
前面カメラ | 500万画素 F値 2.2 |
120万画素 F値 2.2 |
500万画素 F値 2.2 |
120万画素 F値 2.2 |
動画サイズ | 720p | 720p | 720p | 720p |
NFC | ○ | ○ | ○ | ○ |
指紋認証 | ○ (第2世代) |
○ (第1世代) |
○ (第2世代) |
○ (第1世代) |
フロントもリアもカメラの画素数がアップ!
リアカメラが 800万画素 → 1200万画素に、フロントカメラが 120万画素 → 510万画素にアップしました。これは嬉しい変更だと思います。
その代わり、イメージセンサーの画素ピッチが 1.5 μm → 1.22 μm にやや下がっています。それでも、よくある 1.14μm よりは大きくなっている辺りはこだわりと妥協の跡かと思われます。
また、スペックには現れませんが、イメージセンサーも新しくなっていて、ISOCELL か何かのような、隣の画素によるノイズを削減する技術が盛り込まれているようです。
実際の撮影サンプルが、Apple 公式サイト にて見れます。
フロントカメラは画素数が上がったので、Full HD 動画くらい撮れそうなものですが、なぜか変わらず 720p までになっていますね…。
Touch ID (指紋認証センサー) が第2世代に
Touch ID が新しく第2世代になり、これまでより 2倍速く認証できるようになったそうです。順当な進化ですね。
フロントカメラ用 画面フラッシュが利用できるように
Retina Flash + True Tone という名前でカッコつけていますが、画面を明るくしてフラッシュ代わりにするよ、というものです。
LG isai vivid や、色々な Android スマホで既に実装されています。
iPhone 6s / 6s Plus では、ディスプレイドライバに、フラッシュ用の機能が組み込まれていて、通常よりも 3倍? 明るくフラッシュさせられるそうです。
また、True Tone 機能により、ただの白色ではなく、環境光に合わせたフラッシュ色にしてくれるようです。
4K 動画が撮影可能に !!
リアカメラの画素数アップに伴い、iPhone も 4K 動画が撮影できるようになりました。これは、iPhone もやっと対応、という感じですね…。
その他
ローカルトーンマッピング、ノイズリダクションの強化、ビデオの再生ズーム、手ぶれ補正でのタイムラプスなど細かくブラッシュアップしている箇所が見られます。
ひとこと
最近の iPhone では、iPhone 5, 6 でデザインを変更し、iPhone 5s, 6s ではデザインはそのまま、ハードウェアを追加してくる流れですね。iPhone 7 世代でも同じ流れになるかは分かりませんが。
個人的には、端末を選ぶ際には、ハードウェアを重視したいです。ハードウェアが異なると、できることも異なるので。搭載されていないものは、どうあがいても利用できないですから… 。
今回の iPhone 6s の感圧タッチは、とても気になるので、まずは店頭で触ってみるのを楽しみにしたいと思います。
[pn-box color=”lgray” size=”smaller”]
参考サイト
[pn-box-close]今回は以上です。