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2015/04/20 Sony の新製品発表会にて、Xperia Z4 が発表されました!
Z3 との画像比較などは、大手のメディアで載っていますので、ここではスペックの徹底比較を行いたいと思います。
Xperia Z3 からのスペック変更点まとめ
スペックを比較した結果、主な変更点は、以下の通りです。
- 幅が 73mm → 71.9mm に、 1.1mm (2%) スリムになった。
- 厚さが 7.4mm → 6.9mm に、 0.5mm (6%) 薄くなった。
- 重さが 152g → 144g に、8g (5%) 軽く なった。
- 電池容量が 3100mAh → 2930mAh に、170mAh (5%) 減ってしまった。
- 連続通話時間は、810分 → 1020分 に、210分 (26%) 延びた。
- CPU は 32bit → 64bit に対応するようになった。
- CPU は 4コア (2.5GHz x4) → 8コア (2.0GHz x4 + 1.5GHz x4) になった。
- 最大通信速度 (下り) が、150Mbps → 300Mbps になった。
- Bluetooth が 4.0対応 → 4.1対応 になった。
- 前面カメラが 220万画素 → 550万画素 になった。
- 前面カメラが 広角25mmレンズ になった。
- ハイレゾ音源対応として、 96kHz/24bit → 192kHz/24bit に対応した。
- LDAC コーデックに対応した。
スペック比較
管理人は、Xperia Z2 をメイン機として利用中ですので、Z2 も含めて比較してみました。
機種名 | Xperia Z4 | Xperia Z3 | Xperia Z2 |
---|---|---|---|
高さ | 146mm | 147mm | 147mm |
幅 | 71.9mm | 73mm | 73mm |
厚み | 6.9mm | 7.4mm | 8.2mm |
質量 | 144g | 152g | 163g |
OS | Android 5.0.2 | Android 4.4.4 (発売時) Android 5.0.2 (最新) | Android 4.4.2 (発売時) Android 5.0.2 (最新) |
チップセット | Qualcomm MSM8994 | Qualcomm MSM8974AC | Qualcomm MSM8974AB |
CPU | Snapdragon 810 64bit 対応 8コア (2.0GHz x4 + 1.5GHz x4) | Snapdragon 801 32bit 4コア (2.5GHz x4) | Snapdragon 801 32bit 4コア (2.3GHz x4) |
メモリ RAM | 3GB | 3GB | 3GB |
メモリ ROM | 32GB | 32GB | 32GB |
ディスプレイ | 約5.2inch フルHD (1080x1920) | 約5.2inch フルHD (1080x1920) | 約5.2inch フルHD (1080x1920) |
電池容量 | 2930mAh | 3100mAh | 3200mAh |
連続通話時間 3G | 1020分 | 810分 | 930分 |
SIMカードサイズ | nano-SIM | nano-SIM | micro-SIM |
無線LAN | 802.11 a/b/g/n/ac (4x4 MIMO対応) | 802.11 a/b/g/n/ac | 802.11 a/b/g/n/ac |
Bluetooth | 4.1 | 4.0 | 4.0 |
背面カメラ | 2070万画素 裏面照射Exmor RS for mobile | 2070万画素 裏面照射 Exmor RS for mobile | 2070万画素 裏面照射 Exmor RS for mobile |
背面カメラ 焦点距離 | 広角25mm F値 2.0 | 広角25mm F値 2.0 | 広角25mm F値 2.0 |
前面カメラ | 510万画素 広角25mm 手ぶれ補正 | 220万画素 手ぶれ補正 | 220万画素 手ぶれ補正 |
防水 | IPX5/IPX8 | IPX5/8 | IPX5/8 |
防塵 | IP6X | IP6X | IP5X |
最大通信速度 | 下り : 300Mbps 上り : 50Mbps LTE Cat.6 | 下り : 150Mbps 上り : 50Mbps | 下り : 150Mbps 上り : 50Mbps |
ハイレゾ音源対応 | 192kHz/24bit LDAC対応 | 96kHz/24bit + 対応ヘッドホン | 要DAC |
DSEE HX (非ハイレゾ音源のアップスケーリング機能) | 対応 | 対応 | × |
デジタルノイズキャンセリング | 対応 | 対応 | 対応 |
micro SD | 対応 (~128GB) | 対応 (~128GB) | 対応 (~128GB) |
所感
デザイン
形は相変わらずで、変わらないですね…。そろそろ次のデザインに進んで欲しいと思っています。
薄型化、軽量化は結構毎回頑張っているんですね。できれば、薄さよりも、縦の長さをちょっぴり抑えてもらえた方が、持ちやすくなって助かります。
性能
今回は、チップセット・CPU が変わり、64bit化しています。
4コア → 8コア に変化していますが、この変化は、パワーより省電力に貢献していることでしょう。
最大周波数は 2.5GHz → 2.0GHz になりますが、64bit 化のおかげで、性能としては向上していると思います。
通信周り
LTE Cat.6 に対応し、最大通信速度 (下り) 300Mbps になっていますが、どうせそんなスピード出ないのであまり重視していません。
Bluetooth 4.1 対応というのが、少し気になりましたが、活用した製品は発売されてなく、まだ時間がかかりそうですので、あまり気にしなくて良さそうです。
Bluetooth 4.1 では何ができるかというと、以下のようなことができる規格のようです。(参考 : engadget )
- 対応製品が、Bluetooth ハブとして他の機器と連携し、ひとまとめにしたデータをスマホに送る
- スマホをルーター代わりに、Bluetooth 機器がインターネットにアクセスする (「IoT モノのインターネット」)
Bluetooth 4.1 は、4.0 対応機器であれば、ソフトウェアアップデートで対応可能なので、旧機種でも今後対応する可能性があります。
カメラ
フロントカメラ機能が大きく向上しているので、自撮りをよくする人には、良い機種になっているかと思います。ただし、最近ではフロントカメラに 1300万画素カメラを HTC Desire EYE 等も出ているので、もうちょっと頑張って欲しかったなぁ、という気持ちです。
電池容量が小さくなっていますが、通話時間が延びているのは、以下2点の力だろうと思います。
- オクタ (8) コア での処理の分担などによる省電力化
- OS である Android 5.0 Lollipop の省電力性能向上のおかげもあるかと思います。
端子
スペックではないですが、マグネット充電端子の廃止はとても残念です。Xperia Z2 でマグネット充電端子を利用しています。USB の挿抜故障の心配がなくて有用でした。
ただ、micro USB端子のキャップレス防水に対応したのはとてもグッジョブ!です。Xperia Z2 では、キャップがたまに取れてしまうので、いつか失くなるだろうと心配しながら使っています。キャップレスなら、( 挿抜回数による故障さえ除けば ) マグネット充電端子が無くても、手間の面では問題はなさそうです。
全体
全体的には、細かい改善は真面目にやっているな、と思います。ただ、やっぱり今回も大きな変化はないなぁ、というところです。
とはいえ、大きな問題もなさそうかと思います。
管理人が現在使用している Xperia Z2 は SIM フリーモデルで 16GB しか内蔵容量がありません。アプリの入れすぎで、いつも「残りすくないよ!」というメッセージが出てしまっています…。
チャンスがあれば Xperia Z4 で 32GB 以上のモデルを手に入れたいな、とは思います。
今回は以上です。