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2015/09/02 に発表された Xperia Z5 Premium の最も注目な点は、世界初となる 4K ディスプレイです。
本当にそんな解像度が必要なのかはともかく、4K の圧倒的解像度に期待は膨らみます。
しかし、報道陣向けのインタビューの中で、Xperia Z5 Premium は常に 4K 解像度で表示するわけではないことが語られています。
4K で表示するのは、静止画・動画のみ
インタビューは、Xperiaシリーズの統括を行う、ソニーモバイル プロダクトビジネスグループ UXクリエイティブデザイン&プランニング・プロダクトプランニングの伊藤博史氏へのインタビューです。
ケータイWatch さんの記事で全文を読むことができます。
Xperia Z5 Premium の 4K 表示について語られているのは、以下の部分です。
「4Kディスプレイを入れると、消費電力も高くなる」という事実がある。これを解決するため、Xperia Z5 Premiumでは、4Kで表示するコンテンツを静止画や動画に制限。「それ以外のメールやチャット、SNSをするときには、解像度をフルHDに落として表示させている」
静止画や動画を表示させる時のみ 4K 解像度での表示、そうでない場合は Full HD での表示になってしまうようです。
やはり 4K 表示は、相当に電池消費が激しくなってしまうようです。節電のためとはいえ、2K でもなく、さらに解像度の落ちる Full HD と言われると、ちょっとがっかりな気がしてしまうのは私だけでしょうか。
ユーザー側でも選択できるようにしてくれると嬉しいなぁ、と思いますが、ややこしそうなのでたぶん触れないのでしょうね~。可能であれば、デフォルトはスマートに解像度切替するモードで、ディスプレイ設定辺りで、問答無用で常時 4K のモードも選べると、ちょっと楽しいなぁ、と思います。
あとは、XDA Developers 辺りの猛者が、root 化して、常時 4K に切替可能な mod を開発してくれそうな気がします…。
サードパーティ製アプリは自動判断で 4K / Full HD が切り替わるらしい !?
サードパーティ製アプリについては、以下のように言及されています。
サードパーティ製のものについては、内容で判断して、4KとフルHDを切り替えているそうだ。
どのように判定しているかの詳細は分かりません。ヒントになりそうなのは、Lifelog アプリかと思います。
Lifelog アプリは、Sony からリリースされているライフログ記録アプリです。運動などカロリー記録機能の他に、アプリ使用時間を記録することもできます (アプリ起動状況読み取りの設定が必要です)。
Lifelog アプリでは、利用したアプリを インターネット / コミュニケーション / カメラ・アルバム / 映画・TV / 読書 などに自動的に分類した上で使用時間を記録してくれます。
Xperia Z5 Premium では、この分類を用いて、4K / Full HD の表示切替を行うのではないかと予想されます。具体的には、この中で映画・TV (フィルムアイコン) や、カメラ・アルバム (カメラアイコン) に分類されるサードパーティ製アプリが、4K 表示なるのではないかと思われます。
分類例
- 映画・TV : Youtube、MX Player など
- カメラ・アルバム : Google Photo、QuickPic、Flickr など
- 読書 : Perfect Viewer、Sony Reader、Doly など
分類の精度としては、あまり違和感ないかと思いますが、ユーザー側でも 4K / Full HD をコントロールできるようにしてほしいです…。
ひとこと
バッテリー節約とはいえ、普段は Full HD で、静止画・動画表示時のみ 4K というのは、非常にがっかりです。
設定などでバッテリー無視で常時 4K モードの切り替えもぜひ搭載されることを願いたいと思います。
[pn-box color=”lgray” size=”smaller”]参考記事
[pn-box-close] [pn-box color=”lgray” size=”smaller”]Xperia Z5 Premium / Z5 / Z4 のスペック比較記事は以下をご覧ください。
[pn-box-close]今回は以上です。