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07/31 (金) に Xperia Z4 Tablet の Xperia アンバサダー ミーティングに参加しました。
こういったイベントへの参加は初めてで緊張しましたが、色々な話が聞けてとても楽しかったです。
当記事では、ミーティングの様子や聞いた話について、レポートしたいと思います。スライド写真が中心となり、結構な数になるため何回かに分けてレポートします。
今回は、レンタル品・食事、Xperia Z4 Tablet の開発 についてです。
モニターとして貸し出していただいた、Xperia Z4 Tablet については、別記事にて投稿します。
当記事はせっかくなので、Xperia Z4 Tablet から投稿しています。結構使えます!
レンタル品・食事
入場時、受け付けで渡してもらった、モニターレンタルの袋に入っていた中身はこんな感じです。
右上から、Xperia Z4 Tablet 本体 (私は docomo版でした)、下が Z4 Tablet 用キーボード BKB50、左真ん中辺りに充電器 (1個)、左下が SMART WATCH 3 です。他にプレゼント品として、扇子が入っていました。猛暑が続く日々にちょうどありがたかったです。
また、写真左上気味の辺りにある黄色い缶は、レッドブルの夏期限定品です。入り口でキャンペーンガールのお姉さんから渡されました。渡される時に、プルタブを開けて渡されるので、その場で飲むしかないという…。気合い入れて聞いていってね、ということですね。期間限定物が飲めるのはありがたいです。
今回のお食事は、ケンタッキーをご用意いただきました。個人的には、もうやんカレー大好きでちょっと期待していたのは内緒です。
コールスローサラダと、箱1つ分のセットは 1人1個ずつ用意されていました。
箱の中身は、ラップサンド?と、骨無しチキンと、フィッシュフライが入っていました。ケンタッキーのフィッシュフライは、他の店のフィッシュフライと違ってとても美味しいので、おすすめです。
他に、テーブルシェアで、骨付きチキンのドラムバケット?と、新しい曲がったポテトが 1箱用意されていましたが、みんなお腹空いてないのか遠慮してなのか、手を付けていなかったです…。私も時間ギリギリに着いたこともあり、手を出す勇気もなく …。
タブレットを触るので、手が汚れないように、というケンタッキーさんの気遣いから、フィンガーナップディスペンサーというものが用意されていました。これは、日本では未導入なものだそうです。
中には、薄い指袋が入っています。
このように、親指と人差し指に装着してつまめば、ケンタッキーさんのチキンでも、手を汚さずに食べられるという、ガジェット好きには便利な製品です。
ぜひ日本でも導入してほしいですね!
Xperia Z4 Tablet についてのスライド・説明
いよいよ、今日のメインコンテンツとなる Xperia Z4 Tablet の紹介が始まります。以降、「」内の文言は、スタッフから説明いただいた内容になりますが、私の理解によるものであり、厳密に正確ではありませんので、誤解が含まれる可能性がある点、ご容赦ください。
[pn-box color=”lgray”]「Xperia は 2014年 Android スマートフォンシェア No.1 を達成しました。」
[pn-box-close]日本国内でのシェアのようです。世界シェアでの 1位 や、Android だけでなく iPhone 含めたスマホ全体のシェアも伸ばしていって欲しいです。
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「2015年夏モデルのラインナップは、Xperia Z4、Xperia A4、Xperia Z4 Tablet の 3製品です。」
[pn-box-close] [pn-box color=”lgray”]「Xperia Z4 Tablet の特長3つ。世界最薄・最軽量・防水。高解像度大画面ディスプレイと最新のパワフルなCPU 。専用キーボード・長持ちバッテリーでビジネス用途にも。」
[pn-box-close]Xperia Z4 Tablet の 開発 について
[pn-box color=”lgray”]「開発スケジュールについて。発売の1年以上前になる 2014/05 に企画開始。2014/06 ~ 設計。2014/10 ~ 試作・評価の繰り返し。2015/03 MWC 2015 にて発表。2015/05 ~ 量産開始で、2015/07 発売。」
[pn-box-close]企画は 1年以上前から行っているんですね。ということは、今頃には、2016夏 発売製品の企画は既に終わっているはず !? どんな企画が挙がっているか知りたいものですが、知らない方が楽しみに待てるかも知れません。
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「企画・設計開始時に、まず Xperia Z2 Tablet を振り返りました。Xperia Z2 Tablet は、お陰様で、数々の賞や好評をいただきました。」
「Xperia Z4 Tablet では、更に軽さを追求することになりました。」
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「ターゲットとなる重さは、缶コーラ 1本分である 380g をターゲットとしました。」
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「スタミナのターゲットとしては、世界中の航路の中で 1フライトとして最長となる、ヨハネスブルグ・アトランタ間の 17 時間、動画視聴し続けられることをターゲットとしました。」
[pn-box-close]重量も、スタミナも分かりやすいターゲットですね。なるほど、と思いました。
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「3 つ目のコンセプトとして、”Work Smart with Xperia Tablet” ビジネスも Xperia Tablet でスマートに、となりました。」
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BYOD (bring your own device) 等が謳われる昨今、ビジネスにも使えるタブレットがあれば、便利ですね。何より、最薄・最軽量が活用できます。
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「実際の開発工程の写真です。色々なテストなどを行っています。」
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「2015/03 に MWC 2015 で発表。非常に好感触。他に有力なタブレットの発表が無かったこともあり、タブレット関連の賞は、ほぼ受賞できました。」
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「量産工程の実際の写真。人が行うプロセスや、機械化するプロセスなど、どちらが適しているかによって使い分けています。」
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「2015/06 より Wi-Fi版から発売開始」
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Xperia Z4 Tablet のメカニズムについて
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「Xperia Z4 Tablet は、Xperia Z2 Tablet よりも、ベゼルを左右30%、上下17%も削減しました。軽量化も 393g を達成しました。さらに、世界最薄 6.1mm も達成しました。」
[pn-box-close]これまで、Xperia Tablet は、ベゼル幅は結構大きいな、という印象を持っていて、タブレットの大画面だと仕方ないのかな、と思っていました。開発陣も、そこはしゃーないべー、とか考えているんだろうなぁ、なんて(勝手に)思っていました。でもそんなことはなかったんですね。
ベゼルが小さくなるのは、見た目も格好よくなりますし、外寸がコンパクトになれば、持ち出そうという気になりますもの。
薄型化も、6.1 mm まで薄くなっているとは驚愕でした!
薄型化に力を入れたな~と思っていた Xperia Z4 でも厚さ 6.9mm です。Z2 Tablet で既に 6.4mm を達成していたわけですが、そこまで薄いということに気づいていませんでした。
何より、ベゼルを小さくしながら薄型化も実現しているのは凄いですね。小型化したと思ったら、分厚くなってる機種なんてのは(スマホでは)ざらにある話ですから。
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「これまでの Xperia Tablet Z → Xperia Z2 Tablet → Xperia Z4 Tablet という流れで、毎回、当時の世界最薄・最軽量を更新してきました。」
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「Xperia Tablet Z で、家を建てる際のツーバイフォー工法のように、柱ではなく面で強度を確保して薄く軽量にするコアフレームレス構造を採用しました。Xperia Z2 Tablet では、さらに押し進めて、インサート成形という手法により、底面と側面を一体化することで、さらに薄型化・軽量化が図られました。」
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「Xperia Z4 Tablet で(軽量化に関して)実現したかったことは何か。それは、手にとって実感として軽いと感じる程の軽量化です。重量感の確認のため、10 インチサイズの重さの異なる板を用意して手に取ってみた結果、10 インチクラスで感覚として軽いと感じるのは 400g 以下であることが分かりました。」
[pn-box-close]確かに、実際の重量と、持ってみて感じる重量感は別だと思います。同じ 1kg でも、大きい物の 1kg と、小さい物の 1kg とでは、小さい物の方が詰まってて、重いと感じます。
数値上の軽量化も大変ではありますが、それだけだと開発者の自己満足にもなりかねません。ユーザーの実際の感覚まで焦点を当てて考えているところは、素敵な姿勢だな、と思い結構グッときました。
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「Xperia Z4 Tablet で実現したかったこととして、フットプリント (多分外寸と同じような意味) を持ちにくくならない程度に小さくし、それにより軽量化を図ることです。」
[pn-box-close]写真で並べると、Xperia Z2 Tablet から Xperia Z4 Tablet で確かに小型化しています。全体サイズで見ると、やや小型化という感じですが、ベゼルに注目すると、結構切り詰めて小型化したことが分かります。
ちなみに、Xperia Tablet Z → Xperia Z2 Tablet では、フットプリントは変わっていないそうです。厚みは薄型化しています。
Xperia Z4 Tablet で進化した点の 1つであり、Z2 Tablet より Z4 Tablet を選ぶ理由の 1 つになりますね。
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「Xperia Z4 Tablet では、Xperia Z2 Tablet の経験を活かして、部品形状を最適化し、compact化を進めました。Xperia Z2 Tablet 開発時点では、検証不足で出来なかったところまで踏み込むことが出来ました。」
[pn-box-close]開発経験により、よりよい製品をつくることができるわけですね。実験・試作だけでなく、製品化して世に出すことで得られるフィードバックが、次の製品開発につながるとは、当たり前の話ではありますが、なんだか実感を持ってというか、改めてなんだか感動しました。今後もつくりつづけて欲しいな、とつくずく思います。
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「Xperia Z4 Tablet で配慮した点として、1 つは、イヤホンジャックです。薄型化の中で、イヤホンジャックは大きな穴ですが、ステンレスフレームで覆うことで耐衝撃性を高めています。また、キャップレス防水を実現するためにも、配線をちょっと斜めに曲げるなど細かいこだわりがあります。配線はまっすぐな方が当然つくりやすいため、機械屋と一晩揉めつつ押し通したなんてエピソードもあります。」
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「Xperia Z4 Tablet では、バッテリーの形状も見直しました。バッテリーは 2 つのセルから出来ていますが、Z2 Tablet では、真ん中に配線などが配置され、2つに分かれるような形状でした。Z4 Tablet は配線などをバッテリーの上部に移動させ、横に並べて 1枚の板のような形状にすることで、本体剛性を向上させるつくりになっています。」
[pn-box-close]Xperia Z4 Tablet を分解したものが展示されていましたが、バッテリーやディスプレイを外すと、本当に薄く、ねじると思ったより簡単に変形します。それを防ぐために、横長の板にすることで、余計な構造物を増やさず、剛性を高めることができるわけですね。
以下に分解してあったバッテリーの写真を掲載します。
まずは Xperia Z4 Tablet のバッテリーから。横に 2つのセルを並べて横長の板のような形状になっています。ちなみに、とても薄いです。
Xperia Z2 Tablet の分解写真です。写真中央の銅色配線の下で 2つに分かれています。
レポートは次の記事に続きます。
今回は以上です。
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